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楽天モバイル×日本通信SIMのデュアルSIM運用 — 楽天が弱いときだけ自動でドコモ網に切り替える

📌 情報の取り扱いについて:本記事の料金・プラン内容は各社公式情報を確認しながら作成していますが、改定やキャンペーン変更により内容が古くなることがあります。申込前には必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。記載に誤りを見つけられた場合はお問い合わせフォームよりご連絡いただけると助かります。

「楽天モバイルはエリアが不安」とよく言われますが、実際に使ってみると 場所によってはむしろ楽天の方がよく繋がる こともあります。とはいえ弱いエリアがあるのも事実で、そこをどう補うかが悩みどころです。

この記事では、楽天モバイルをメイン にしつつ、日本通信SIMの「ネットだけプラン」(データ専用)を予備 にして、楽天が弱いエリアだけドコモ網へデータを自動で切り替える というデュアルSIM運用を、月額試算と設定手順つきで整理します。日本通信を「ネットだけプラン」にするので、電話番号は楽天の1つのまま で済むのがポイントです。

結論:電話番号を1つに保ったまま、楽天の弱点(エリア)を日本通信のドコモ網データで自動的に補うシンプルな運用

  • 普段は日本通信119円(1GBまで)で待機し、楽天が弱い月だけドコモ網データを自動で使う(日本通信は上限を20GBに設定すれば月1,200円。上限は20/40/60GBから選べ、それ以上は20GBごとに増える)
  • iPhoneは「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにするだけで、楽天が弱いときデータ通信だけが自動でドコモ網に切り替わる
  • 通話はRakuten Link中心。非通知・iOSの着信・緊急通報の制約だけは理解しておく

なぜ「楽天メイン + 日本通信ネットだけ」なのか

2つの回線に、はっきり役割を持たせるのがこの組み合わせの考え方です。

回線役割担うもの
楽天モバイル(音声・番号)メイン電話番号・Rakuten Link無料通話・普段のデータ(実質無制限級)
日本通信SIM ネットだけプラン(データ専用)予備楽天が弱いときのドコモ網データだけ。番号なし

楽天モバイルは段階制料金で、20GBを超えても3,278円(税込・割引前)で頭打ち、Rakuten Linkアプリ経由なら国内通話が無料(一部対象外あり)という構成です。ここに、ネットワークの系統が違う ドコモ網の日本通信 をデータ予備として足すことで、楽天が弱いエリアでも通信を確保しやすくなります。楽天とドコモという別系統を持つので、片方の不調がそのまま「通信できない」に直結しにくいのも利点です。

日本通信を音声プランではなく 「ネットだけプラン」(データ専用) にするのがこの運用のキモです。番号は楽天の1つで済み、料金も使った分だけ。電話番号を1つのままにするか2つ持つか という観点では、これは「番号1つ・データだけ足す型」にあたります。

月額の目安

楽天モバイルも日本通信ネットだけプランも段階制なので、使った月だけ料金が上がり、使わない月は自動的に安くなる のが特徴です。

回線プラン月額(税込・段階制)
メイン楽天モバイル Rakuten最強プラン0〜3GB 1,078円/〜20GB 2,178円/20GB超 3,278円
予備日本通信SIM ネットだけプラン(データ専用)1GBまで119円/〜20GB 1,200円(20GBごとに+1,200円)

組み合わせると、月ごとの合計はおおむね次のようになります。楽天の3段階(縦)と、日本通信ネットだけプランの2段階(横)を掛け合わせた早見表です。金額はいずれも税込・割引前です。

2回線の月額合計日本通信 〜1GB
(119円・予備ほぼ待機)
日本通信 〜20GB
(1,200円・予備をしっかり使う月)
楽天 〜3GB(1,078円)1,197円2,278円
楽天 〜20GB(2,178円)2,297円3,378円
楽天 20GB超(3,278円)3,397円4,478円

※ この早見表は日本通信の上限を20GBに設定した場合の例です(上限を40/60GBにすると予備側の月額はさらに上がります)。料金は2回線の合算ですが、データ使用量・残量は回線ごとに別管理で、片方の余りをもう片方へ移すことはできません。

予備をほとんど使わない月は 119円で「待機」 させておけて、楽天が弱い月だけドコモ網のデータを使う——日本通信側は 上限を20GBに設定すれば月1,200円まで なので、上限設定の範囲でコストを読みやすいのが安心材料です。なお、ネットだけプランは初期費用が3,300円(SIM・eSIMとも)、上限は20GB/40GB/60GBからマイページで設定でき、超過時は20GBごとに1,200円ずつ増える仕組みです。

楽天が弱いときだけ自動でドコモ網に切り替える設定(iPhone)

この運用のいちばんの肝が、データ通信の自動切替 です。iPhoneには、使っている回線の電波が不調のときに、もう片方の回線のデータへ自動で切り替える機能があります。

  1. 2つの回線(楽天・日本通信)を追加し、両方をオンにします。日本通信の「ネットだけプラン」は eSIMを選べる ので、楽天を物理SIM・日本通信をeSIM(またはその逆)にするとデュアルSIMを組みやすいです。
  2. 「設定」>「モバイル通信」で、デフォルトの音声回線を楽天 に、モバイルデータ通信を楽天 に設定します(番号と通話は楽天に集約)。
  3. 「モバイルデータ通信」の中にある 「モバイルデータ通信の切替を許可」をオン にします。

※ 日本通信SIMをiPhoneで使うには、APN構成プロファイルの導入が必要です。いったん日本通信をデータ回線に選び、Wi-Fi環境でSafariから公式のAPN構成プロファイルをダウンロード・インストールして、日本通信単独でデータ通信できることを確認してから、データ回線を楽天に戻して自動切替をオンにします。iOSはAPN構成プロファイルを1つしか保存できないため、他社のプロファイルが入っている場合は競合に注意してください。

これで、楽天の電波が弱い・圏外のときに、データ通信だけが自動で日本通信(ドコモ網)に切り替わり、地図やLINE、Webがそのまま使えます。楽天が復帰すれば元に戻ります。実際に使ってみると、楽天が弱い建物の中などで「気づいたらドコモ網で普通に繋がっていた」という形になり、手動で切り替える手間がありません。

※ 補足:iPhoneのデュアルSIMは、2つの回線を同時に「待ち受け」できます(一般的には両回線で着信やSMS受信ができる状態)。ただし本構成の日本通信は「ネットだけプラン」(データ専用)なので、音声着信・SMSを担うのは楽天のみです。また、実際にインターネットのデータ通信に使うのは常にどちらか一方だけで、その“使う側”を電波状況に応じて自動で入れ替える——というのがこの切替の正体です。2つの回線で同時にデータ通信を流しているわけではありません。

※ Androidでも機種によっては同様の自動データ切替(「自動データ切替」などの名称)がありますが、対応状況・名称・挙動は端末によって異なります。手動でデータ回線を切り替える方法も確認しておくと安心です。

通話はどうなる?

便利な自動切替ですが、切り替わるのは「データ通信」だけ で、通話まで完全にシームレスになるわけではありません。ここは誤解しやすいので正直に整理します。なお楽天は、データ通信などに他社回線を設定した状態のRakuten Linkを動作保証の対象外としています。以下は一般的な挙動の整理で、確実に通話・番号通知したいときはデータを楽天に戻して行うのが安全です。

  • 楽天リンク(Rakuten Link)はアプリ通話 なので、Wi-Fiや日本通信のデータの上でも 発信自体は可能 です。楽天が弱くてデータが日本通信に切り替わっていても、Rakuten Linkでの発信はできることが多いです。
  • ただし、データが楽天以外(日本通信)側に流れているときにRakuten Linkで発信すると、相手に番号が表示されない(非通知になる)場合があります。番号を通知したいときは、データ通信を楽天に戻してから発信する必要があります。
  • iPhoneでは、この状態で着信を標準の電話アプリでうまく受けられないことがあります(発信はできても着信に弱い、という差が出やすい)。
  • 緊急通報(110・118・119)は楽天回線(音声)から発信します。楽天の電波が届く範囲(自社回線+auパートナー回線)なら、データが日本通信側に切り替わっていても緊急通報は楽天経由で発信できます。かつてiPhoneで「データ回線をデータ専用SIM側にしていると緊急通報できない」不具合がありましたが、iOS 15.2以降で修正されています。ただし、楽天がまったくの圏外で、ドコモ(日本通信)の電波しか届かない場所では、データ専用の日本通信から緊急通報はできないため、その場所では発信できない可能性があります。緊急通報の確実性を最優先するなら、予備を音声付きプランにする選択肢もあります。

まとめると、「データの穴を埋める」用途としては非常に有効通話は楽天リンク中心で運用しつつ、非通知・iOSの着信・緊急通報という制約は把握しておく、というのが実態に近い理解です。

使う前に押さえておきたい点

  • 自動切替で日本通信のギガを消費する:楽天が弱い時間が長いと、その分だけ日本通信のデータ(119円〜・設定した上限に応じて段階的に増える)を使います。コストは段階制で読みやすいものの、「気づいたら予備を結構使っていた」ことはあるので、月末にマイページで使用量を見ておくと安心です。
  • 切替は完全リアルタイムではない:電波が弱くなった瞬間に必ず切り替わるわけではなく、つかみ直しに時間がかかることもあります。どうしてもすぐ繋げたい場面では手動切替も使えます。
  • 楽天のエリアは生活圏で実測を:自宅・職場・よく行く場所で楽天がどの程度使えるかを試してから、日本通信をどれくらいの上限(20/40/60GB)で構えるか決めると無駄がありません。
  • 初期費用と申込タイプ:日本通信は1契約につき初期3,300円。「ネットだけプラン」と音声付きの「合理的プラン」は後から相互変更できないので、申込時に データ専用でよいか を決めておきます。

こんな人に向く

  • 楽天モバイルをすでに使っていて、弱いエリアのデータだけ何とかしたい
  • 電話番号は1つのままがいい(2つ目の番号を管理したくない)
  • 普段は安く待機させ、使った月だけ払う段階制 が好み
  • 通話はRakuten Link中心で、非通知・緊急通報の制約を理解した上で 使える

逆に、「番号を2つ持って仕事用と分けたい」「予備でも音声・緊急通報を確実に使いたい」という場合は、日本通信を音声付きプランにしたり、サブにpovoを足したりする構成が向きます。3パターンを横断的に見たいときは スマホ2台持ち/デュアルSIMの賢い使い分け も参考にしてください。

まとめ

「楽天メイン + 日本通信ネットだけ」は、電話番号を1つに保ったまま、楽天の弱点(エリア)をドコモ網のデータで自動的に補う という、シンプルで無駄の少ない運用です。

  • 普段は日本通信119円で待機、楽天が弱い月だけドコモ網のデータを自動で使う
  • iPhoneは「モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにするだけ
  • 通話はRakuten Link中心。非通知・iOS着信・緊急通報の制約 だけは理解しておく

「楽天は使いたいけどエリアが少し不安」という人が、番号もコストも増やしすぎずに保険をかけられる組み合わせです。

よくある質問(FAQ)

Q. 楽天モバイルと日本通信SIMのデュアルSIMにすると、電話番号は2つになりますか?
日本通信SIMを「ネットだけプラン」(データ専用)にすれば、電話番号は楽天モバイルの1つだけです。日本通信側は番号なし・データ通信専用の予備回線になります。番号を2つ持ちたい場合は、日本通信を音声付きプラン(合理的シンプル290など)にする方法もあります。
Q. 楽天が圏外になったら、自動で日本通信SIMに切り替わりますか?
iPhoneでは「設定>モバイル通信>モバイルデータ通信>モバイルデータ通信の切替を許可」をオンにすると、メイン回線(楽天)の電波が不調のときにデータ通信が自動で予備回線(日本通信=ドコモ網)へ切り替わります。切り替わるのはデータ通信で、音声の自動切替ではない点に注意してください。Androidは機種により自動切替の有無・名称が異なります。
Q. 日本通信のデータ通信で、楽天リンク(Rakuten Link)の通話はできますか?
楽天リンクはアプリ通話(IP通話)なので、Wi-Fiや他社データでも発信自体は可能です。ただしデュアルSIMでデータ通信が楽天以外(日本通信)側に流れているときに発信すると相手に番号が表示されない(非通知になる)場合があり、iPhoneでは着信を標準の電話アプリでうまく受けられないことがあります。緊急通報(110・118・119)は音声回線である楽天から発信され、楽天の電波が届く範囲なら問題なく使えます(データが日本通信側に切り替わっていても、iOS 15.2以降は緊急通報を正しく扱います)。ただし楽天がまったくの圏外でドコモ回線しか届かない場所では、データ専用の日本通信から緊急通報はできない点だけ理解しておいてください。
Q. なぜ予備にpovoではなく日本通信SIMを選ぶのですか?
予備の目的が「楽天が弱いエリアのデータ補完」なら、ドコモ網が使える日本通信の方が楽天とネットワークを分散できます。povoはau回線なので保険にはなりますが、povoは180日間、有料トッピング等の購入がないと事前通知のうえ利用停止の対象になる場合があります。日本通信のネットだけプランは使わない月でも119円(1GBまで)で待機でき、番号を増やさずデータだけ足せるのが利点です。

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メイン回線と予備回線をどのプランで組むか迷ったときも、毎月使うギガ数を入れるだけで条件を満たすプランが安い順に並ぶので、本記事の組み合わせ以外も比較できます。

※ 本記事の料金・プラン内容は2026年7月時点の各社公開情報を基に作成しています。料金は税込で記載していますが、実際の請求金額・最新のプラン内容は必ず各社公式サイトでご確認ください。最新情報は楽天モバイル公式サイト日本通信SIM公式サイトで確認してください。
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