mineoとIIJmioどっちがいい?料金・速度・通話を10項目で比較
mineo(マイネオ) と IIJmio(アイアイジェイミオ) は、どちらも長く運営されている老舗の格安SIM(MVNO)です。価格・回線選択・独自サービスのバランスでファンが多く、「結局どっちがいいの?」と迷われやすい2社でもあります。
mineo は 3キャリア対応(au / docomo / SoftBank)で、容量別の「マイピタ」と、速度制限付きの容量無制限型 「マイそく」という二本立てが特徴。IIJmio は 2キャリア対応(au / docomo)で、2GB〜55GBまでの「ギガプラン」を、音声通話SIM・音声eSIM・SMS SIM・データSIM・データeSIMなどのSIM種別で組み合わせられます。
この記事では、2026年5月時点の各社公開情報をもとに、mineo と IIJmio の違いを 10項目 で整理します。最後に「こういう人はこっち向き」という結論を示しています。
基本スペック早見表
| 項目 | mineo | IIJmio |
|---|---|---|
| 提供元 | オプテージ(関西電力系) | インターネットイニシアティブ(IIJ) |
| 回線 | au / docomo / SoftBank(3キャリア) | au / docomo(2キャリア) |
| 音声SIM最安 | 3GB/1,298円 | 2GB/850円 |
| 中容量の目安 | 30GB/2,178円 | 25GB/2,000円 |
| 大容量上限 | 50GB/2,948円 | 55GB/3,900円 |
| 無制限プラン | マイそく(速度制限付きの容量無制限型/昼時間帯制限・3日10GB制限あり) | なし |
| データシェア/繰り越し | フリータンク/パケット繰り越しあり | 同一mioID内シェア/繰り越しあり |
| 家族割引 | 家族割引-55円(最大5回線)/デュアルタイプ3回線目以降-165円 | 同一mioIDで音声SIM・音声eSIM2回線以上で1回線あたり-100円(最大5回線、申込必須) |
| 5G対応 | ◯ | ◯ |
| eSIM | eSIM対応(SプランはeSIM不可、Aプラン/Dプランは事前確認) | 音声eSIM・データeSIM対応(データeSIMはドコモ網のみ) |
| 申込み | オンライン中心(提携店舗一部あり) | オンライン中心 |
ぱっと見でわかる通り、「mineo は 使い方の自由度」、「IIJmio は 月額の安さとプラン段数の多さ」 で性格が違うプランです。
① 月額料金の考え方
mineo の音声プラン(マイピタ・デュアルタイプ)は、3GB/1,298円・7GB/1,518円・15GB/1,958円・30GB/2,178円・50GB/2,948円 の5段階。3キャリアの中から好きな回線を選べて、どの回線でも同じ料金です。
IIJmio のギガプラン(音声SIM・タイプA/D)は、2GB/850円・5GB/950円・10GB/1,400円・15GB/1,600円・25GB/2,000円・35GB/2,400円・45GB/3,300円・55GB/3,900円 の8段階。タイプA(au回線)とタイプD(docomo回線)で月額は同じです。
少〜中容量帯では IIJmio の方が一段安い 価格になりやすく、たとえば「月10GB前後で十分」という人なら、mineo 15GB が 1,958円に対して、IIJmio 15GB は 1,600円(2026年5月時点)。約350円の差がつきます。一方、30GB前後の中〜大容量帯では mineo が逆転 することもあり、mineo 30GB が 2,178円に対して IIJmio 25GB は 2,000円、35GB は 2,400円。容量の刻みと月額のバランスは、自分の月間データ量で当てはめないと判断しづらいところです。料金は変更される可能性があるため、公開前にIIJmio公式のギガプラン料金表で最終確認してください。
② データ容量の柔軟さ — マイそく vs ギガプラン
mineo には、容量という考え方をいったん外した 「マイそく」 という独自プランがあります。容量無制限のかわりに 最大速度 を選ぶ、という独特な設計です。
| マイそくのコース | 月額 | 最大速度 |
|---|---|---|
| スーパーライト | 250円 | 最大32kbps |
| ライト | 660円 | 最大300kbps |
| スタンダード | 990円 | 最大1.5Mbps |
| プレミアム | 2,200円 | 最大5Mbps |
スタンダードは軽めの動画・音楽ストリーミング・LINE通話などに使いやすく、プレミアムはWeb閲覧や動画視聴にも使いやすい速度帯です。ただし、実際の体感は混雑状況・画質設定・端末によって変わります。また、月曜〜金曜の12時台に速度制限 がかかり、スーパーライト/ライト/スタンダードは最大32kbps、プレミアムは最大200kbps です。さらに、混雑回避のため 3日間で10GB以上利用した場合の速度制限 もあるため、固定回線代わりにする場合は注意が必要です。
IIJmio にマイそくのような速度別無制限はありませんが、ギガプラン側に データシェア(同一mioID内で複数SIMがデータ量を共有) と 繰り越し(余った分は翌月末まで持ち越し) が標準で付いていて、月によって使う量にムラがある人にも向きます。
③ 通話オプション
両社ともキャリア標準とは違う通話料金体系・オプションを持っています。
| 通話オプション | mineo | IIJmio |
|---|---|---|
| 通話料(標準) | 22円/30秒 | 11円/30秒(専用アプリ不要) |
| 5分かけ放題 | — | +500円/月 |
| 10分かけ放題 | +550円/月 | +700円/月 |
| 完全かけ放題 | +1,210円/月 | +1,400円/月 |
| 家族間割引 | — | 同一mioID内 8.8円/30秒 |
通話料そのものは IIJmio が安い(11円/30秒) のが特徴で、月数十分の通話なら定額に入らなくても収まります。一方、「10分かけ放題」だけで比較すると mineo +550円が IIJmio +700円より150円安い。短い通話を毎日数回かけるなら mineo、家族間で長く話す機会が多いなら IIJmio の家族間割引、というすみ分けになります。
なお、かけ放題・通話定額には、国際電話、ナビダイヤル、転送電話、緊急通報など対象外となる通話があります。詳細は各社公式の通話オプション条件を確認してください。
④ 大容量プラン
ヘビーユーザー向けの容量を比べると、IIJmio は最大55GB/3,900円 まで一段ずつ刻みがあるのに対し、mineo のマイピタは最大50GB/2,948円。50GB級だと mineo の方が約1,000円安く、データ量で勝負するなら mineo 50GB が候補に入ります。
容量を超えた場合の挙動も両社で違います。mineo は規定容量を超えると 最大200kbps に制限されるのに対し、IIJmio は 最大300kbps。どちらも動画視聴には厳しい速度ですが、地図やテキスト中心ならぎりぎり実用に近いのは IIJmio の300kbps側です。
さらに mineo のマイピタには、容量を使い切った後の補助としてパケット放題サービスを組み合わせられます。2026年5月時点では、デュアルタイプの3GB/7GBはパケット放題1Mbps、15GB/30GB/50GBはパケット放題3Mbpsを追加料金なしで利用できます(3GBのデータ通信のみ=シングルタイプではパケット放題1Mbpsを申し込めません)。ただし、自動付帯ではなく別途オプション申込みが必要 で、混雑回避のため3日間で10GB以上利用時などに速度制限がかかる場合があります。「普段は中容量、超えても困らないようにしたい」人には、これだけで mineo を選ぶ理由になり得ます。
⑤ データシェア・フリータンクの仕様差
mineo にはユーザー同士でパケットを融通し合う「フリータンク」 という独自の仕組みがあります。引き出しは 毎月21日〜末日まで、月2回・合計1,000MBまで などの条件があり、毎月どうしても1GB足りないという人には心強い保険になります(利用条件は変更されることがあるため、実際に使う前にmineo公式・マイネ王の案内を確認してください)。同じ家族・知人間では「パケットギフト」で容量を渡し合うこともできます。
IIJmio は同一mioID内で複数SIMがデータ量を共有する「データシェア」が無料で標準付帯 されています。家族や2台目端末でも、契約管理を同一mioIDにまとめる前提で考えてください。誰が使っても合算容量から減っていく形なので、月ごとの偏りを吸収しやすい設計です。
「同じmineoユーザーのコミュニティで助け合いたい」なら mineo のフリータンク、「同一mioID内で容量を融通したい」なら IIJmio のデータシェア、と用途で選び分けると分かりやすくなります。
⑥ 通信速度と回線品質
両社とも MVNO(仮想移動体通信事業者)なので、大手キャリア本体に比べて 平日12時台や夕方のラッシュ時間帯に速度が落ちる傾向 が報告されることが多いプランです。これは MVNO 全般の構造的な傾向で、各時間帯の混雑度合いは月や地域・端末によっても変わります。
具体的に「いつ何Mbps出るか」は、第三者の速度計測サイトや、実際の利用者レビューを直近のものでチェックするのが安全です。テキスト・LINE・地図・SNS中心なら問題なく使える場面も多いですが、速度は地域・時間帯・端末・混雑状況で変わります。動画視聴やテザリングを重視する人は、直近の実測値や自分の生活圏での評判を確認してから選ぶのが安全です。
なお、mineo の「マイそく」は 月曜〜金曜の12時台に速度制限(スーパーライト/ライト/スタンダードは最大32kbps、プレミアムは最大200kbps)が公式仕様としてかかっています。マイそくを選ぶ場合、お昼休みの通信は最初から諦める前提で組む必要があります。
⑦ 申込み・サポート
両社ともオンライン申込みが基本ですが、mineo は提携店舗(一部家電量販店や mineoショップ)で対面サポートが受けられる店舗があります。IIJmio はオンライン申込みが中心で、家電量販店などでパッケージやSIMを取り扱う場合はありますが、対面で相談しながら手続きを進めたい人には、mineo の提携店舗・mineoショップの方が選びやすいです。
「初めての格安SIMで、対面で聞きながら申し込みたい」人には mineo のほうが安心しやすく、「自分でWebで完結させたい」人にはどちらでも問題ない、というイメージです。
⑧ 家族割・複数回線割
mineo の家族割引は、最大5回線まで各回線の基本料金から55円割引 されます。さらに、デュアルタイプを3回線以上契約している場合、3回線目以降は 165円割引 になります。家族割引の適用には申込みが必要 で、マイそくスーパーライトは家族割引の対象外 です(家族割引と複数回線割引の適用条件・併用可否は、契約前にmineo公式で確認してください)。mineo 30GB を家族で2回線契約すると、それぞれ55円ずつ引かれて1回線あたり 2,123円になる、というイメージです。
IIJmio にも家族割引があります(2024年10月1日提供開始)。同一mioIDでギガプランの音声SIM・音声eSIMを2回線以上利用する場合、音声SIM/eSIMの月額料金が1回線あたり100円割引されます(最大5回線まで、データSIM・SMSプランは対象外)。適用には、会員専用ページからの申込みに加えて、IIJmioご案内メールの受信設定がONであること、有効なメールアドレスが登録されていること などの条件があります。さらに、同一mioID内のデータシェアや、家族間の通話料が 8.8円/30秒 に下がる仕組みも使えます。mineoは家族割引が55円・デュアルタイプ3回線目以降は165円割引となるため、家族利用では割引額だけでなく、データシェアの仕組みや回線選択も含めて比較してください。
⑨ eSIM・5G・テザリング
両社とも 5G とテザリングは追加料金なしで使えます。eSIM対応については、両社とも対応していますが、細かな条件に違いがあります。
| 項目 | mineo | IIJmio |
|---|---|---|
| 5G | 対応 | 対応 |
| テザリング | 追加料金なし | 追加料金なし |
| eSIM | 対応(ただしSプランではeSIM利用不可、Aプラン/Dプランは事前に対応状況と動作確認を要チェック) | 音声eSIM・データeSIMに対応(データeSIMはドコモ網のみ) |
mineo はeSIMに対応していますが、SプランではeSIMを利用できない ため、eSIMを使いたい場合はAプラン/Dプランの対応状況と、端末の動作確認を事前に確認してください。IIJmio も音声eSIM・データeSIMに対応しており、データeSIMはドコモ網のみです。
⑩ 解約・乗り換え
両社とも、現状は 解約金(違約金)はかかりません。MNP転出手数料も無料です(事務手数料は別途)。
mineo・IIJmio とも長く運営されているMVNOで、解約の手続き自体もマイページから完結します。気軽に試して、合わなければ別ブランドに乗り換える、という運用がしやすい点は両社とも同じです。
こんな人は mineo 向き
- 回線を au / docomo / SoftBank から選びたい(3キャリア対応)
- 店舗で対面サポートを受けたい(提携店舗あり)
- マイそくで「速度別の容量無制限型」を試したい(昼時間帯制限・3日10GB制限を許容できる人)
- 30〜50GB帯で安いプランを探している(50GB/2,948円)
- mineoユーザー同士の助け合い(フリータンク)に魅力を感じる
こんな人は IIJmio 向き
- 少〜中容量帯(2〜15GB)を安く使いたい(2GB/850円〜)
- 音声eSIMを使いたい
- 同一mioID内で家族のデータシェア+家族間通話8.8円/30秒を活用したい
- 通話料そのものを下げたい(11円/30秒・専用アプリ不要)
- 端末セットでセールを狙いたい(端末特価が出やすい)
まとめ
mineo と IIJmio は、料金体系の全体像が似ているように見えて、「自由度(mineo)」と「価格と段数の細かさ(IIJmio)」 で性格がはっきり分かれます。
少〜中容量帯(2〜15GB)を素直に安く使いたいなら IIJmio、回線選択や速度別の容量無制限型・店舗サポート・大容量帯の安さを取りたいなら mineo、という整理になります。容量帯によりますが数百円〜千円前後の差 が出ることが多いので、「自分がマイそくや家族割・eSIM・同一mioID内のデータシェアをどれだけ使うか」で決めた方が後悔が少なくなります。
「そもそも月に何GB使っているか分からない」という場合は、スマホの設定アプリから直近3ヶ月分のデータ使用量を確認し、その平均より少し上の容量帯で比較すると判断しやすくなります。
よくある質問
- mineo と IIJmio、結局どっちが安い?
- 容量帯によって変わります。少〜中容量帯(2〜15GB)はIIJmioが一段安く、たとえばmineo 15GBが 1,958円 に対してIIJmio 15GBは 1,600円 で約350円差。一方、中〜大容量帯ではmineoが逆転することもあり、mineo 30GBが2,178円に対してIIJmio 25GBは2,000円、35GBは2,400円。さらに50GB級では mineo 50GB/2,948円 に対してIIJmio 55GB/3,900円と約1,000円差でmineoが安くなります。
- mineo と IIJmio、回線の選択肢はどう違う?
- mineoは au/docomo/SoftBank の3キャリア対応 で、どの回線でも同じ料金です。IIJmioは au/docomo の2キャリア対応で、タイプA(au)とタイプD(docomo)で月額は同じ。SoftBank回線を使いたい場合はmineo一択になります。お手持ちの端末の対応バンドと、生活圏でつながりやすいキャリア網を基準に選んでください。
- 「マイそく」とギガプランはどう違う?無制限で使える?
- マイそくは容量無制限のかわりに最大速度を選ぶ独自プラン(スーパーライト250円/最大32kbps〜プレミアム2,200円/最大5Mbps)。ただし、月曜〜金曜の12時台に速度制限(スタンダード以下は最大32kbps、プレミアムは最大200kbps)と、3日間で10GB以上利用時の速度制限 があり、固定回線代わりにする場合は注意が必要です。IIJmioにマイそくのような速度別無制限はなく、ギガプランは容量別の段階制でデータシェア・繰り越しが標準付帯です。
- 通話料・かけ放題はどっちが安い?
- 通話料そのものはIIJmioが安く、専用アプリ不要で 11円/30秒。mineoは22円/30秒です。一方、10分かけ放題はmineo +550円/月がIIJmio +700円/月より 150円安く、完全かけ放題もmineo +1,210円/月がIIJmio +1,400円/月より190円安いです。月数十分の通話なら定額に入らずIIJmioの通話料単価を活かす、短い通話を毎日数回かけるならmineo、というすみ分けになります。
- 家族で使う場合の割引はどっちが有利?
- mineoの家族割引は最大5回線まで各回線の基本料金から 55円割引、デュアルタイプ3回線目以降は165円割引(マイそくスーパーライトは対象外)。IIJmioの家族割引(2024年10月開始)は同一mioIDでギガプラン音声SIM/音声eSIMを2回線以上利用時に1回線あたり 100円割引(最大5回線、適用にはご案内メール受信設定ONなどの条件あり)。さらにIIJmioは同一mioID内のデータシェアと、家族間通話料が 8.8円/30秒 に下がる仕組みも使えます。
- 通信速度はMVNOとしてどのくらい?
- 両社とも MVNO なので、大手キャリア本体に比べて 平日12時台や夕方のラッシュ時間帯に速度が落ちる傾向 が報告されることが多いプランです。これはMVNO全般の構造的な傾向で、各時間帯の混雑度合いは月や地域・端末によっても変わります。テキスト・LINE・地図・SNS中心なら問題なく使える場面も多いですが、動画視聴やテザリングを重視する人は、直近の実測値や自分の生活圏での評判を確認してから選ぶのが安全です。
- eSIMはどちらも使える?
- mineoはeSIMに対応していますが、SプランではeSIMを利用できない ため、eSIMを使いたい場合はAプラン/Dプランの対応状況と、端末の動作確認を事前に確認してください。IIJmioは音声eSIM・データeSIMに対応しており、データeSIMはドコモ網のみです。音声eSIMを使いたい人にはIIJmioが選びやすい設計です。
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スマホ料金比較ツール(21ブランド・256プラン)→ sim.tool-koubou.com
毎月使うギガ数を入れるだけで、条件を満たすプランが安い順に並ぶので、mineo・IIJmio 以外の選択肢(楽天モバイル・UQ・Y!mobile・ahamo・povo など)も一気に見渡せます。
※ 本記事の料金・プラン内容は2026年5月時点の各社公開情報を基に作成しています。実際の料金・適用条件は変動する可能性があります。最新情報は必ずmineo公式サイト・IIJmio公式サイトでご確認ください。