SIMロック解除:2021年10月以降原則ロックフリー・既存端末の解除手順
2021年10月1日以降に販売される端末は、原則としてSIMロックなしで販売される方向になっています。
そのため、最近購入したスマホでは、SIMロック解除の手続きが不要なケースが多くなっています。
ただし、2021年9月以前に発売・購入された端末や、中古で購入した端末、譲り受けた端末では、SIMロックやネットワーク利用制限の確認が必要です。
この記事では、SIMロック解除の基本、ネットワーク利用制限との違い、中古端末を買う前に確認したいポイントを整理します。
※本記事は2026年5月時点の情報をもとにしています。SIMロック解除の条件、手数料、対応機種は変更される可能性があるため、手続き前に公式サイトで確認してください。
① 2021年10月1日以降の制度変更
2021年10月1日以降に販売される端末は、原則としてSIMロックなしで販売されています。
SIMロックとは、特定の通信会社のSIMでしか使えないように端末側に制限がかかっている状態です。
以前は、ドコモで購入した端末はドコモ回線、auで購入した端末はau回線、ソフトバンクで購入した端末はソフトバンク回線でしか使えないように制限されていることがありました。
現在は、最近購入した端末であれば、最初からSIMロックなしで販売されているケースが多くなっています。
ただし、SIMロックがないことと、乗り換え先で問題なく使えることは別です。
次の点は、SIMロックとは別に確認する必要があります。
- 対応周波数帯
- APN設定
- VoLTE対応
- eSIM対応
- 5G対応
- テザリング対応
- 各社の動作確認状況
- 技適マーク
- ネットワーク利用制限
SIMロックが解除されていても、端末が乗り換え先の周波数帯に対応していない場合、電波をつかみにくいことがあります。
特にAndroid端末や海外版端末、中古端末では、乗り換え先の動作確認端末一覧を確認しておくと安心です。
② SIMロックとネットワーク利用制限の違い
中古端末を買うときに混同しやすいのが、SIMロックとネットワーク利用制限です。
SIMロック
SIMロックは、端末が特定の通信会社のSIMでしか使えないように制限されている状態です。
SIMロックがかかっている端末を他社回線で使うには、購入元キャリアでSIMロック解除手続きが必要になる場合があります。
ネットワーク利用制限
ネットワーク利用制限は、端末代金の未払い、不正契約、盗難、紛失などの理由で、通信会社側がその端末の通信利用を制限する仕組みです。
SIMロック解除済みでも、ネットワーク利用制限が「×」の端末は使えない、または将来的に使えなくなる可能性があります。
中古端末を買う前には、IMEI番号でネットワーク利用制限の状態を確認しましょう。
IMEI番号は、端末の設定画面、箱、SIMトレイ、販売ページなどに記載されていることがあります。
各キャリアのネットワーク利用制限確認サイトで、IMEI番号を入力すると状態を確認できます。
赤ロム保証がある中古ショップを選ぶと、購入後に利用制限がかかった場合でも対応してもらえることがあります。
③ 2021年9月以前の端末
2021年9月以前に発売・購入された端末では、購入元キャリアのSIMロックがかかっている可能性があります。
SIMロック解除の基本的な流れは次の通りです。
- 購入元キャリアのマイページにログインする
- 「SIMロック解除」のメニューを開く
- IMEI番号を入力する
- 注意事項を確認する
- 解除手続きを完了する
- 必要に応じて端末側で解除操作を行う
iPhoneの場合、設定画面からSIMロック状態を確認できます。
「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」で確認し、「SIMロックなし」と表示されていれば、解除済みまたは最初からロックがかかっていない状態です。
Androidでは、機種によって確認場所が異なります。
設定画面で確認できる場合もありますが、分からない場合はIMEI番号を確認し、購入元キャリアの公式ページで判定しましょう。
④ SIMロック解除手数料
SIMロック解除手数料は、現在は原則無料です。
ドコモ、au、ソフトバンクなどでは、主要な申込方法で無料と案内されています。
ただし、購入時期、製品、故障状態、本人確認、法人契約、購入元キャリアの確認状況によって、受付条件が異なる場合があります。
古い端末や中古端末では、SIMロック解除対象機種かどうかを公式サイトで確認しておきましょう。
解約済み端末や中古端末でも解除できる場合がありますが、手続きに使うID・パスワード、IMEI番号、本人確認が必要になることがあります。
SIMロック解除を行うと、基本的には元のロック状態に戻せません。
手続き自体でデータが消えるケースは多くありませんが、通信会社によってはデータの変化や消失に注意するよう案内しているため、念のためバックアップを取ってから進めると安心です。
⑤ SIMロック解除前チェックリスト
SIMロック解除前には、次の点を確認しましょう。
- 端末がSIMロック解除対象機種か
- 2021年10月1日以降に販売された端末で、解除不要ではないか
- IMEI番号を確認したか
- 購入元キャリアが分かっているか
- ネットワーク利用制限の状態を確認したか
- 解除手続きに使うID・パスワードがあるか
- 解除後に使う回線の対応周波数を確認したか
- 乗り換え先の動作確認端末一覧に載っているか
- Androidでは解除コード入力など機種固有の手順がないか
- データバックアップを取ったか
⑥ SIMロック解除後に通信できないとき
SIMロック解除をしても、すぐに通信できるとは限りません。
通信できない場合は、次の点を確認しましょう。
- 新しいSIMが有効化されているか
- MNP開通手続きが完了しているか
- APN設定が必要な回線ではないか
- 端末を再起動したか
- モバイルデータ通信がオンになっているか
- 旧SIMや旧eSIMプロファイルが優先されていないか
- 端末が新回線の周波数帯に対応しているか
- VoLTE設定が必要ではないか
- 通信障害が起きていないか
- 利用料金の未払いなどで制限されていないか
SIMロック解除は、他社SIMを使えるようにするための前提です。
実際に通信できるかは、APN設定、回線開通、対応周波数、VoLTE、端末の動作確認状況など、別の要因も関係します。
⑦ 海外端末や中古端末の場合
海外で購入したiPhoneやAndroidは、SIMロックなしで販売されていることも多いです。
ただし、日本で使う場合は、SIMロック以外の確認が重要です。
特に、次の点を確認しましょう。
- 技適マーク
- 対応周波数帯
- VoLTE対応
- APN設定
- 5G対応
- FeliCa・おサイフケータイ対応
- eSIM・物理SIMの仕様
- 乗り換え先キャリアの動作確認状況
- 修理サポート
技適マークがない端末で国内の電波を発信すると、電波法上問題になる可能性があります。
海外版端末は、物理SIMスロットの有無、eSIM対応、FeliCa対応、ミリ波対応、シャッター音仕様などが国内版と異なる場合があります。
初心者は、国内正規販売モデルか、保証のある中古ショップの端末を選ぶほうが安心です。
⑧ 中古端末購入時の確認項目
中古端末を買うときは、次の点を確認しましょう。
- SIMロックなし、または解除済みか
- ネットワーク利用制限の状態
- IMEI番号
- 赤ロム保証の有無
- 国内向けモデルか
- 技適マークがあるか
- FeliCa・おサイフケータイに対応しているか
- バッテリー状態
- 初期化済みか
- Apple IDやGoogleアカウントのロックが残っていないか
- 水没歴
- 修理歴
- 画面交換歴
- Face IDやTouch IDの動作
- ショップ保証の期間
価格だけで選ぶと、後から使えない、修理できない、支払い制限がかかる、FeliCaが使えないといったトラブルにつながることがあります。
中古初心者は、赤ロム保証や初期不良対応のある中古ショップを選ぶと安心です。
まとめ
2021年10月1日以降に販売される端末は、原則としてSIMロックなしで販売されています。
最近購入したスマホであれば、SIMロック解除が不要なケースが多くなっています。
ただし、2021年9月以前に発売・購入された端末、中古端末、譲り受けた端末では、SIMロック状態を確認する必要があります。
SIMロック解除手数料は、現在は原則無料です。
ドコモ、au、ソフトバンクなどでは、主要な手続き方法で無料と案内されています。
ただし、購入時期、製品、故障状態、本人確認、法人契約などによって受付条件が異なる場合があります。
SIMロック解除済みでも、ネットワーク利用制限がかかっている端末は使えない、または将来的に使えなくなる可能性があります。
中古端末を買うときは、IMEI番号、ネットワーク利用制限、赤ロム保証、技適、FeliCa、対応周波数を必ず確認しましょう。
SIMロック解除は、他社回線を使うための入口にすぎません。
実際に快適に使えるかは、APN設定、対応周波数、VoLTE、端末の動作確認状況、通信品質によって変わります。
手続き前には、購入元キャリアと乗り換え先キャリアの公式サイトで、最新の手数料、対応機種、動作確認状況を確認してください。
あわせて使うと便利
SIMロック解除済みの端末を活かして、月のギガ数や条件で大手キャリア/格安SIMの登録プランを横並びで比較できるツールを公開しています。
スマホ料金比較ツール → sim.tool-koubou.com
動作確認済みの端末や対応周波数の情報も合わせて確認しやすい構成にしています。
よくある質問
- 2021年10月以降に買った端末はSIMロック解除が必要?
- 2021年10月1日以降に販売される端末は、原則としてSIMロックなしで販売される方向になっています。そのため、最近購入したスマホでは、SIMロック解除の手続きが不要なケースが多くなっています。ただし、SIMロックがないことと、乗り換え先で問題なく使えることは別です。対応周波数帯、APN設定、VoLTE対応、eSIM対応、5G対応、テザリング対応、各社の動作確認状況、技適マーク、ネットワーク利用制限は、SIMロックとは別に確認する必要があります。
- SIMロックとネットワーク利用制限は何が違う?
- SIMロックは、端末が特定の通信会社のSIMでしか使えないように制限されている状態で、SIMロックがかかっている端末を他社回線で使うには、購入元キャリアでSIMロック解除手続きが必要になる場合があります。一方ネットワーク利用制限は、端末代金の未払い、不正契約、盗難、紛失などの理由で、通信会社側がその端末の通信利用を制限する仕組みです。SIMロック解除済みでも、ネットワーク利用制限が「×」の端末は使えない、または将来的に使えなくなる可能性があるため、中古端末を買う前にはIMEI番号で利用制限の状態を確認しましょう。
- SIMロック解除の手数料はいくら?
- SIMロック解除手数料は、現在は原則無料です。ドコモ、au、ソフトバンクなどでは、主要な申込方法で無料と案内されています。ただし、購入時期、製品、故障状態、本人確認、法人契約、購入元キャリアの確認状況によって、受付条件が異なる場合があります。古い端末や中古端末では、SIMロック解除対象機種かどうかを公式サイトで確認しておきましょう。解約済み端末や中古端末でも解除できる場合がありますが、手続きに使うID・パスワード、IMEI番号、本人確認が必要になることがあります。
- iPhoneのSIMロック状態はどこで確認できる?
- iPhoneの場合、「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」で確認でき、「SIMロックなし」と表示されていれば、解除済みまたは最初からロックがかかっていない状態です。Androidでは、機種によって確認場所が異なります。設定画面で確認できる場合もありますが、分からない場合はIMEI番号を確認し、購入元キャリアの公式ページで判定しましょう。IMEI番号は、端末の設定画面、箱、SIMトレイ、販売ページなどに記載されています。
- SIMロック解除しても通信できないときは?
- SIMロック解除をしても、すぐに通信できるとは限りません。通信できない場合は、新しいSIMが有効化されているか、MNP開通手続きが完了しているか、APN設定が必要な回線ではないか、端末を再起動したか、モバイルデータ通信がオンになっているか、旧SIMや旧eSIMプロファイルが優先されていないか、端末が新回線の周波数帯に対応しているか、VoLTE設定が必要ではないか、通信障害が起きていないか、利用料金の未払いなどで制限されていないか、を順に確認しましょう。SIMロック解除は他社SIMを使えるようにするための前提であり、実際に通信できるかは別の要因も関係します。
- 海外で買ったiPhoneやAndroidを日本で使うときの注意点は?
- 海外で購入したiPhoneやAndroidは、SIMロックなしで販売されていることも多いです。ただし、日本で使う場合はSIMロック以外の確認が重要で、特に技適マーク、対応周波数帯、VoLTE対応、APN設定、5G対応、FeliCa・おサイフケータイ対応、eSIM・物理SIMの仕様、乗り換え先キャリアの動作確認状況、修理サポートを確認する必要があります。技適マークがない端末で国内の電波を発信すると、電波法上問題になる可能性があります。海外版端末は物理SIMスロットの有無、eSIM対応、FeliCa対応、ミリ波対応、シャッター音仕様などが国内版と異なる場合があるため、初心者は国内正規販売モデルか、保証のある中古ショップの端末を選ぶほうが安心です。
- 中古スマホを買うときに確認すべきポイントは?
- 中古端末を買うときは、SIMロックなし・解除済みか、ネットワーク利用制限の状態、IMEI番号、赤ロム保証の有無、国内向けモデルか、技適マークがあるか、FeliCa・おサイフケータイに対応しているか、バッテリー状態、初期化済みか、Apple IDやGoogleアカウントのロックが残っていないか、水没歴、修理歴、画面交換歴、Face IDやTouch IDの動作、ショップ保証の期間、を確認しましょう。価格だけで選ぶと、後から使えない、修理できない、支払い制限がかかる、FeliCaが使えないといったトラブルにつながることがあります。中古初心者は、赤ロム保証や初期不良対応のある中古ショップを選ぶと安心です。
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※ 本記事の制度・手数料・対応機種は2026年5月時点の各社公開情報を基に作成しています。SIMロック解除の条件、ネットワーク利用制限の判定基準、対応周波数帯、動作確認端末一覧は各事業者の判断で変更される可能性があります。最新情報は必ずNTTドコモ・au・ソフトバンク・Apple サポートなど購入元・乗り換え先の各公式サイトでご確認ください。